国際社会で生き抜くためには?

すごいぞイチロー

自ら挑んだ大リーグでの新記録樹立という偉業を成し遂げた
イチロー。本当にすごいと思う。

2004/10/03 asahi.com より抜粋

年間最多安打を記録した試合後、日本の報道陣とのやりとりは約40分続いた。
普段は口数の少ないイチロー選手が、晴れやかな笑顔で、自らの偉業や今後の
目標について語った。記者会見などでの一問一答は次の通り。

――「257」という数字をとんでもないところと話していたが

今思うのは、小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている。

すごいなイチロー。小さな努力が大きな成功につながる…か、平易な言葉も偉業を成し遂げた彼が言うからこそ本当に重みがある。

――届いた実感は?

(今季)やっている間は常にそこを越していくわけだから実感はないが、こういう数字は、時間がたってとんでもないことだと気づくんだと思う。

本人は、コツコツ仕事をしていたのだから、確かにそうなんだろうと思う。

――周囲に期待されて苦しかったのでは

やっている間にプレッシャーから解き放たれるのは不可能。背負ってプレーするしかない。でも、ドキドキ、ワクワクとかプレッシャーが僕にとってはたまらない。これが勝負の世界にいる者のだいご味。それがない選手ではつまらない。

オリンピックの選手とかもそうだけど、よく思うのはプロというのは、「プレッシャー込み」 でプロなんだと思う。それは、松井を観ているとこれは言葉に表されなくてもひしひしと伝わってくるものがある。

同じプロのイチローもそうだったんだな。

 ――257安打を意識し始めたのはいつか

周囲が教えてくれた。具体的にイメージするようになったのは200本を超えてから。普通にやっていけばできるかもしれない、と考えた。

この「普通にやっていれば」というのが素晴らしい。

――この記録はもう破られないと思うか

84年間なかったのだから簡単ではないと思う。10年間はやめてね、という気持ちはある。でも、破られることもあるでしょう。願わくは(更新する打者は)自分でありたいと思います。

イチロー、カッコイイ、最高にカッコ良すぎる。

――新記録の原動力は

野球が好きだということですね。それと、今季に限って言えば、チームが勝てない状況が続き、そこに身を委ねることができなかった。プロとして勝つだけが目的ではない。プロとして何を見せなくてはいけないか、を> 忘れずにプレーした。

プロは、「プロとして何を見せなくてはいけないか」という気持ちは忘れてはいけないらしい。それがプロなんだ。。

――打率4割への挑戦はどうか

打率はコントロールできてしまう。「野球が好きでグラウンドに立ちたい」というのがぼくの原点。打率を目標にしたら、打席に立ちたくなくなる可能性がある。それは本意ではないから、目標にはできない。

なるほど・・・あくまでもホンモノを目指すということか。
妥協はない。

――自分にとって、満足できるための基準は

少なくとも誰かに勝った時ではない。自分が定めたものを達成した時に出てくるものです。

(10/03 08:57)

記録を達成したイチローの、自身の言葉も記録的な重さ!

2004/10/02 asahi.com より。

「こちらに来て強く思ったのは、体が大きいことに、そんなに意味はない。僕は大リーグに入ってしまえば一番小さい部類です。でも、こういう記録を作ることもできた。大きさや強さに対するあこがれが大きすぎて、自分自身の可能性をつぶさないで欲しい。自分自身の持っている能力を生かせれば、可能性はすごく広がると思う」

(10/02 21:26)

シリコンバレーに来てからは、アメリカという国は、「世界選手権」 だと思った。もちろん、白人としてのアメリカ人もいるのだが、シリコンバレーでは、それこそ国を捨てて来ているような中国人やインド人は、とても優秀な人ばかりだ。鎖国を 300 年以上も続けて来た日本と違って、その国の自体も移民によって建国されたアメリカは、もともと移民に対して寛容な国だ。

そのアメリカで日本人であるイチローが、アメリカを象徴するベタベタな文化=野球で、記録を作ったことは、日本人社会に非常に大きなインパクトがあったと思う。

2004/10/02 asahi.com にはこうもある。

日本の首位打者が海を渡ったのは01年。「どんなに実績があろうとも、『なめんじゃねえぞメジャーを』『なんぼのもんじゃい』という雰囲気をすごく感じた」

こっちに来て働くようになり、これは私も強く感じた。

「お前が日本でどんなことをしてきたか俺たちは知る由もないが、お前の実力は実績で示すことだな」

チームで仕事を行い、責任が分散される仕組みが確立されている日本と違って、個人主義が徹底して仕事まで個人の能力が要求される (特に私の場合は研究する仕事だから) 周りは本当にそう言ってるみたいだった。

さらに自身の記録を塗り替えたイチローはこう話す。

2004/10/04 asahi.com より抜粋

3年ぶりに首位打者を獲得した。感慨をこう話す。「自分がどれだけできても、それ以上にやった人がいたら一番(首位打者)にはなれない。改めて奪い取った。そんな感じです」 他人の記録を追うのは簡単。でも自分の記録を追うことは大変なこと。だってそれが自分の限界だから」

こういうことを言うのは誰でも簡単に言える。でもその言っているのが記録を達成したイチローだからこそ、この言葉に意味が出てくるのだと思う。日本人は、自分の子どもにイチローのすごさを彼の言葉を引用しながらなんで彼はすごいのかを徹底的に教えて行くべきだな (自戒を込めて)!!。 それが次のイチローにつながると思う。

続きを読む

アメリカの運動会

 子どもが通う小学校の運動会、競技種目はなんと・・・1 種目のみ!!

 その名は 「Walk-A-Thron」 というらしい。すごい…俺も驚いた。

 校庭(ほとんど芝生)の脇のトラックを、ただひたすら周る。走らないで、歩く。ウォーキングってやつだろうか? 1 周終わると、各人、自分のもってる紙に(昔の駅の改札よろしく)、パンチしてもらって、一定周回走るごとにアイスキャンディー(4周)とかジュース(8 周)とか水筒(14 周)とか…(最高 60 週くらい)がもらえるしくみ。とりあえず開始は朝 8 時半からだったけど、開会式とかはないから少々遅れてもいいし、てか、自由参加だから(でも人はいっぱい来てる、それなりに事前に寄付させられてるから)、自由に歩いて(いや、俺は子どもが歩いてるの観てるだけど)、ずっと同じところを歩いてるのは飽きるから子どもも疲れたら適当に休んで、また歩いて・・・って感じで、1 周 1 マイル=1.6km あったのか?うちの子らは、10 周目くらいからダレてきたけど、尻を叩いて 3 つめのプレゼントである水筒がもらえる 14 周まで歩かせた!w

 トラックはコースができてるから、うちの子のように目を離してもコースからはずれることはまずなさそう。ところどころにはボランティアの父兄が「スプレー(霧吹き←暑いから)」 を持って 「ロシアンルーレットー♪」 なんて言いながら子どもにかけたりして監視してるので、まぁ親も安心して観てられる。

 で、その頃にはお昼だったので終わりにしてその場を後にしたんだけど、閉会式もないからそのまま帰りたいときに帰れちゃう・・・日本みたく、「運動会の日は深夜から並んで場所取りして・・・」 とかはありえないし(ひたすら歩くだけだから。まぁ、親もたまには一緒に)、「徒競走で順位はどうする」 とか 「手をつないでゴールだ」 とか 「リレーの選手はどうする?」 とか悩まなくてとてもいいシステムだと思った。

 すごくアメリカ的!!!

続きを読む

成功した社会主義

  同僚で、私よりも入社年度は遅く歳下だが、尊敬している人物がいる。彼は中国人。早稲田の大学院を出ている。歳はそんなに変わらない、2002年は彼と一緒に仕事をしていた。某野球球団との IT 恊働も彼がいなければ成し遂げられなかった。

  イケイケで仕事をする。彼は云う、「中国にはこんなことわざがある。」

『船が通れば、橋は開く』

  これは、

大きな船が開橋の前を通れば、だまっていても(許可なくても)橋は開かざるを得ない。

という意味だそうだ。

  つまり良くいえば、「意志(志)あるところに、道は開ける」ということだし、悪くいえば 「やったもの勝ち」 ということだろう。

  以前彼に、

「なぜ就職先にうちの会社を選んだのか?君なら、もっと外資とか他に給料の高そうなところに行けただろう」

と尋ねたことがある。

  彼は答えた。「外資も考えた。外資か、日本の会社がいいと思った。日立とかこの会社は、日本の会社。だから、選んだ。なぜなら、日本の会社のことをよく勉強できるから。中国に帰ったら 『自分は日本の会社(のしきたり)に詳しい』 と言える。」

  目から鱗。その中国人である彼は、ことあるこどに

日本は中国よりも社会主義。(年金問題など)こんな社会主義の国はない。一方で(今の)中国は、日本よりも資本主義だ。

と言っていた。

  そういえば、以下の話もあるらしい。

かつてソ連のゴルバチョフ書記長が『日本は成功した社会主義国の例だ』と
語ったという逸話がある。
続きを読む

サポートを考える。

日本人の感覚から言うとサポートなんてタダかと思うのに、アメリカに実際に住んで少しすると日本人は誰もが業種に関係なくサポートの悪さに驚くようだ。しかも、本当のサポートを受けようとするとタダではない。

例えば…

  1. 年金番号

    まずアメリカで生活するために取るのがこの番号であるが、番号が発行されたか電話をかけると 「あなたの待ち時間は約 21 分です」 などと教えてくる。私は日を分けて 10 回くらいかけただろうか?その中で一番短かったのは 「6 分」であった。電話越しにずっと待ってるわけである。でもこの行政サービス自体はタダだから仕方ない(しかし、当然電話代はかかっている)。

  2. 電話

    電話をつなぎたいと申し込んで、翌々営業日には開通しますよ。なんて言われたのに、その日になって開通しない。問い合わせてみると、どうも電話局からマンションまではつながったが、マンションの配線盤から部屋までつながってないようす(最初からそんなこと私が知る由がないです) 。それをつなげるために技術料 $150 請求された。確かに、契約するときに 「技術サポート入っとくか?」 とは言われた。$150 払っておけば、こういう状況のときにタダになるそうだ。大家に言ったらなんとかしてくれたが…

  3. クルマ
  4. TOYOTA で新車を買ったとき、3年間(だっけな?) 、壊れた部品がタダになるオプションがあるが、付けるか?と。$1,000(以上)払えば、機械的に故障したところなんかを修理するとき部品がタダになると。日本でもずっと TOYOTA のクルマを乗ってきたが、機械的に故障したことは一度もなかったし、「えっ?TOYOTA の新車なのにそんなに壊れるか?」 と思い、断った。これはコンピュータの世界で言えばアップルケアに近いサービスと言えるだろう。

  5. TV
  6. TV を買ったら、「$150 で 2 年間で修理サポート付けるか?」 と聞かれた。これは、どちらかというと量販店の 「安心保証」 に近いが、日本の量販店だともっと安いはず。これも、「TV なんてそう簡単に壊れるか?」 と思ったが、店員に 「もし壊れたら送料だってバカにならないよ」 と言われたのと、日本に売ってない特殊な方式の TV (リアプロ)だったので、これは付けることにした。ただし、このサポートは値切ってタダにしてもらったけど。確かに、本体だけで 60 キロはあるので、送料がすごくかかりそう。

…という、主だったあらゆる場面で高いサポート料を求められる。タダの場合は、こちらが多大な(時間的または実費)コストを払う仕組みになっている。アメリカだとこれは当たり前のようである。

同じアメリカの企業でもデルは 「 1 年間サポート無料」 なんて日本のメーカーじゃあたり前のことを全面に押し出して、さらに修理のときに 「引き取り(またはオンサイト修理)」 なんてもするのは、実はアメリカの他の企業では考えられないことだと思う。このサポートを武器にデルが伸びたは、理解できる気がする。実は、日本では当たり前のサービスをやってるだけなんだけどね。

日本の消費者の目は厳しく、メーカーは限りなく品質の高いものを出荷しようとするので、基本的に日本製のものは故障が少ないからサポートにももともと(アメリカのそれに比べ)それほどコストがかかっていないからタダにできる、ということが言えそうだ。品質の高いものを作れば当然販売価格が高くなってしまいそうだが、そこは、日本のメーカーは、技術革新によって、良いものを安く作れる技術を磨いて来たのだと思う。

話としては当たり前のようなことであるが、この当たり前のことをするのがなかなか難しいものなのだ。

続きを読む

お金がないと太る世の中

こちらに来て、4 年前に少し生活していたときと比べて変わったことがいくつかある。太ってる人がさらに増えたなーというのもその 1 つ。まぁ、人のこと言えた義理ではないが、、一説によると、アメリカ人の 50% は肥満だという。そのデータを裏付けるように街には太った人があふれ・・というわけではないのだが、例えば、会社の人たちで「超」太っている人はあまり見かけない。これが、スーバーや、安売りの家具屋とかに行くとたくさん見かける。

おそらくこれは、アメリカ人に貧富の差がいっそう広がったことを意味するのでは、と思う。私が観察する限り、低所得者ほど太っているのでは?ということ。常識的に考えると、良いものを食べているから、金持ちの方がより太っていそうだが、アメリカでは、食べ物は格安で手に入るものがある。それは、インスタントラーメン (チキンラーメンみたいなやつ。メーカーは、Maruchan とか Nissin。30 個で 150〜300 円?) とか、トルティア (ドリトスの味がないやつ、てか、せいぜい塩で味がついてる程度のやつね) などで、激安である。飲み物で言えば、水よりもコカコーラの方が安い。稀だとは思うが、安売りだと6 個で 110 円 ($1) とかあって、そのときは思わず私のところも買ってしまった。

外食しようとすると、実はそれなりに高いので、外食で安く済まそうと思ったらやはりマックだ。マックと言えば、自分の肥満をマックのせいにして訴訟を起こした女子中学生のニュースがあったような気がする。しかしそもそもなぜこの女子中学生はマックしか食べなかったのだろう?

いずれにしてもカラクリとしては、

  1. 低所得者は、
  2. 食に関して「ジャンクフード」を取りがちになるから、
  3. どうしても高カロリーを摂取してしまう。
  4. だから太る。
  5. 上記 2〜4. を繰り返す。そのうち、
  6. 超太る。どのくらい太るかっていうと、Konishiki くらい。 (冗談じゃなく、結構見かける。)
  7. あまりにも太り過ぎで、仕事も困難になる (冗談じゃなく、自律歩行できなくなって、車椅子の人とかいる)。
  8. 職を失ったり、収入が減るため、1. に戻る。

・・・と、私は想像しているが、日本もそのうち同じような状況になると思う。

続きを読む

アメリカの独立記念日

7月4日は、アメリカの独立記念日。

2004/07/04 は日曜なので、5日も振替休日になっていたが、こちらの休日システムは (アメリカに来たばかりで) よくわからないので、会社の同僚に 「月曜日は休みなんですか?」 と聞いてみたところ、「たぶんそうじゃないか?」 (←たぶんって、おい・・)。 彼に続けて言われたのが、

「それより、お前に 1つ 『警告』 しておく。週末にあちこちで 爆発音が聞こえても、それは決してアメリカで 『戦争』 が始まった わけじゃないから。決してテロでもない。心配するな。」

週末は花火があると妻が楽しみにしていたので、すぐに彼なりのジョークだとわかったけど、この独立記念日、アメリカではみんな揃って祝っている (ちなみに、彼の言う 「あちこちで」 は本当で、このあたりは各市町村単位で花火をあげてたようである)。中でも、独立記念日の前には家の前に国旗を掲げていたり、クルマのラジオのアンテナに付けた国旗をなびかせてフリーウェイを疾走するクルマをみかけたり、いつもポップスしか流さないラジオでもアメリカの国家のポップス版とか有名なアーティストが歌ったやつとかが 1 日中流れていたりした。

さて、これを日本に置き換えたらどうだろう?星条旗は日の丸に、国家は君が代となる。日の丸をなびかせて走っているクルマをみかけたら (日本だと) 確実に「右翼 」扱いだ。建国記念日 にJ-WAVE でも 「君が代」 は流さないだろう。

この違いは、いったいなんなんだろう?と、考えさせられる。アメリカ国民というものは、日本人からするとみんな 「右翼」 になってしまう。(アメリカ人には) 「愛国心」 はみんなにあるように見える。一方で日本は、逆にマスコミが騒いで、日の丸君が代に反対する教員のニュースとかを流したりする。日本人は愛国心が備わらないよう、もっと明確に指摘するなら、アメリカの属国のままでいるように、アメリカからコントロールされているのだと思う。

アメリカは確かでない情報をもとに他国に 「干渉」 しちゃう国である。国を滅ぼすくらいおせっかいなことするなら、日本にも、自分の国の価値観を強制して 「 もっと俺たちアメリカ人みたいに自分の国を大事にしろよ」 と言って来てもよさそうなものだ。そのくらい独立記念日は盛り上がっていた。彼らにとって 7/4 は、自分たちの (日本で言う) 愛国心を再確認する日なのだろう。日本で、建国記念日はどうか? 「(日本が建国した日なんて誰にもわからないから) 単に 2月は休みがないから、作ろう。。。」って感じだったのでは・・・

続きを読む

生き証人

週末実家に帰り、74歳の父と話す機会があった。イラクの戦争について、

「日本の今の状態は第2次世界大戦に突入する前に似てはいないのか?当時はどうだったんだ?」

と聞いたところ、「いや、違う」と言う。

「では、どういう状態だったのか?」

と尋ねるとすかさず、

「今の北朝鮮が(当時の日本と)まったく同じだ。だからアメリカと戦争した。私は生き証人だから間違いない。」

と答えた。さらにこう言った。

「私は小さい頃学校で立たされたことがある。先生が天皇陛下万歳と言えと教えたから、『その前にお父さん、お母さんに万歳じゃいけないんですか?』と言ったら『お前は非国民だ』と言われて、立たされた。」

続きを読む

自衛隊の海外派遣

イラク派兵関連のデータ。

2003/12/11 日経朝刊より。

以下 派兵時期、場所、所属、人数、法律、武器の順

1991/04 ペルシャ湾 海 510人 自衛隊法 なし 92/09 カンボジア 陸 600人 PKO法 拳銃、小銃 93/05 モザンビーク 陸 48人 PKO法 拳銃、小銃 94/09 ザイール(現コンゴ)陸 260人 PKO法 拳銃、小銃、機関銃 96/02 ゴラン高原 陸 43人 PKO法 拳銃、小銃、機関銃 99/11 西ティモール 空 113人 PKO法 拳銃 2001/10 パキスタン 空 138人 PKO法 拳銃 01/11 インド洋 海 700人 テロ特措法 なし 02/03 東ティモール 陸 680人 PKO法 拳銃、小銃、機関銃 03/03 ヨルダン 空 50人 PKO法 拳銃 04/? イラク 陸海空 約1,000人 イラク特措法 無反動砲、個人携帯対戦車弾、拳銃、小銃、機関銃

こうしてみると、ここ 13 年の間、結構自衛隊って海外に行ってたんだな、と思う。私は日経を読み始めたのが就職活動を始めてからなので 1992 年、そして SAPIO を年間購読し始めたのが 1997 年くらいだったろうか。日経、SAPIO を読み始めるまで政治経済には興味がなく、というか知識もなかった。だから 1991 年の湾岸戦争のときの自衛隊法による派兵に関しては、私の場合は学生で遊びまくってた時期と重なり、正直言ってそんなことにはまったく興味がなかった。しかし今こうしてみると 1991 年の湾岸戦争の派兵は武器なしだったのか、と恥ずかしながら気づく。

対して今回のイラク派兵は無反動砲までも OK だから、1991 年の派兵はかなり無茶だったのではと思える。ということは、今からあと 10 年くらいすると 「2004 年の派兵は、行けばテロの標的にされる可能性もあり、かなり無謀、法律的 (いや憲法) にも矛盾」みたいな回顧がされるのだろうか。もはや世界は 9・11 を境にテロという見えない敵…戦争に突入していると言ってよいのではないだろうか。今回のイラク派兵で日本は金だけでなく人的側面でも参戦したということだ。

イラク派兵のニュースを見るたび、3 年前 (2000 年) にニューヨークのビジネススクールで短い間だが一緒だったイタリア人の女性が言っていたことばを思い出す。

「アメリカ…クリントン (当時) は嫌いだ。なぜなら 『戦争』 を始めた。 イタリア人はみんな反対してたのに、イタリアの軍隊が参加させられた!」

最初は 「戦争」 とは何のことかわからなかった。「戦争って!?」 と訊くと、当然のように 「(1999 年の) コソボ紛争における NATO のユーゴ空爆」 のことだと答えた。彼女は確かに 「戦争」 と表現した。

地理的にイタリアとユーゴは近い。イタリアからすると戦争しに行くのと同じ感覚なのだろう (確か、そう言ってた気がする)。

一方で私は、彼女と話すまでは、日経では 「NATO 軍」 と報じられるから、NATO がひとつの意思のように見えてしまっていた。彼女と話してからは、NATO は多国籍軍であり、そして詰まるところアメリカの意思であり、しかしその NATO 軍の中は欧州のさまざまな国で構成され、その国ごとに違う意思や感情、事情があるのだ、ということに気がついた。

今回のイラク派兵に関して、私の中では上の NATO のユーゴ空爆がオーバーラップしていた。さっきネットで検索したら、それを裏付ける (?) かのように、以下、よいサイトが見つかったので紹介しておく。

STOP, NATO STRIKES! NOW!!

https://www.pluto.dti.ne.jp/~z-chida/sapio0428.html

より一部無断転載

しかし、今回の空爆は、セルビア側だけが悪者にされている不公平さに目をつぶったとしても、きわめて異常なものだ。例えば、

  1. 国連安保理にはからずNATOが単独で決定したという点。
  2. まず経済制裁が発動され、その効果がない場合に武力制裁、という通常のプロセスがいっさい省略された点。
  3. 最後通告がない、いきなりの空爆、しかも工場や橋など民間施設や、人口密集地のベオグラード中心街を含む全土空爆という点。さらに
  4. 問題解決にほとんど効果がない点、
  5. 空爆後のプランがはっきりしていない点、

などなど、一般に報じられている「 NATO 結成史上初の主権国家に対する武力行使」 にとどまらない、異常事態のオンパレードなのだ。

さて、これを読んで今回のアメリカがイラクに仕掛けた戦争…

  1. 国連無視(フランス、ドイツ、ロシア、中国は反対)で米(英)が単独で攻撃を始めたという点。
  2. 大量破壊兵器隠蔽という大義名分…しかし結局見つからず(イタイイタイ)。
  3. 「戦闘終結」はしたが「戦争終結」はしてない点 (戦争終結してしまうと戦勝国としての義務(ジュネーブ条約)が発生するからだ)
  4. 戦闘終結後、テロが多発している点。つまりイラク国内ではブッシュが戦闘終結宣言をしてから半年経っても戦闘は終結してない点。そして、
  5. 「今でも米国の兵士が犠牲にならなかった日の方が少ない」点。
  6. 日本の外交官まで「暗殺」さている点。つまり泥沼にハマっている点 (戦争後のプランがはっきりしてないからこういうことになるんじゃないか!?)。

ユーゴ空爆と対比して、イラク戦争はどうだろう。これから、自分の子どもに、この現状をどう伝え、どのような世の中にしていくか大人は考えることによって、ヒントが見つかるかも知れない。

続きを読む

イラク派兵

2003/12/10 日経朝刊より

  • イタリア*
  • ナシリア 治安 / インフラ 2,500人
  • ポーランド*
  • サマワ北 治安 2,400人
  • ウクライナ
  • クート 治安 / インフラ 1,650人
  • スペイン*
  • ナジャフ 治安 / 医療 / 給水 1,300人
  • オランダ
  • サマワ 治安 / インフラ / 給水 1,100人
  • オーストラリア
  • バグダッド 治安 900人
  • デンマーク*
  • バスラ 医療 510人
  • 韓国
  • ナシリヤ 医療 / インフラ 470人
  • ヨルダン*
  • ファルージャ 治安 / 医療 300人
  • 日本*
  • サマワ 医療 / インフラ / 給水 600人

*…攻撃またはテロにあった国

  • 治安  …治安維持
  • インフラ…インフラ整備
  • 医療  …医療支援
  • 給水  …給水支援
続きを読む

米国、デジタルチューナーの義務づけ

2000 年にアメリカに少しだけ初めて住んで知ったことがある。それは、

アメリカのテレビはすべて、字幕付きだということ。

なんと CM まで字幕が付いている。生放送のときも字幕がリアルタイムで流れる。スラングとか笑い声まで字幕で流れる。

以下、日経 2003/06/25 より。

米国は米連邦通信委員会が2007年7月までに全テレビへのデジタルチューナー内蔵を義務づけた。デジタルテレビに文字放送機能を取り付けることも義務化した。2003年のデジタルテレビの米国向け出荷台数は400万台程度、2007年には2000万台以上になるとみられる。

日本はアメリカの属国なんだから、こういう良い面はすぐに取り入れていくべきだろう。もちろん、聴覚障がい者のため。高齢化社会になれば、なおさらだ。しかし法整備するまで日本ではあと 10 年はかかるだろう。

※字幕のことを、「キャプション」 という。

続きを読む
Subscribe to 国際