常に心に留めておきたいことば、考え方。

卵はひとつの籠に盛るな-資産三分法

「卵はひとつの籠に盛るな」

という教えが昔からある。これは、ひとつのかごに卵を一緒にしてコケたら、すべての卵がつぶれて台無しになるから、いくつかのかごに分けて保存せよ、ということである。

  資産管理についても同じことがいえる。経済学部の学生であれば、資産三分法というものを真っ先に習うだろう。これは、まとまった資産があったら、「卵はひとつの籠に盛るな」の格言よろしく、土地、株、預金にそれぞれ 1/3 くらいずつ分けて投資をしなさい、ということである。

  自分の財産として現金だけ持っていてもそこからは何も生まれないし、かといってすべて土地だけで持っておくのもよくない。世の中には資産として持っておける対象として、現金、預金、株、国債、投資信託、マンションや家などの不動産、土地などいろいろあるのだから、それぞれにバランスよく配分せよ、ということである。

  経済学では、「今すぐにお金(現金)がほしい」といった場合、換金性が高いこと、つまり「すぐに現金化できるもの」を、流動性が高いという。そうすると、当然のことながら世の中でもっとも流動性の高いものは現金である。現金と比較して、持っている株を売って手元に現金が届くまでには数日かかる。土地の場合は、買い手がすぐに見つかるかはわからないから、手続きも含めて現金化するのは株よりももっと時間がかかる。株や土地は流動性が(現金と比べて)低いといえる。

  われわれの身近にありそうな投資対象の中で、流動性が高い順に並べると次のようになるだろう。

  1. 現金
  2. 小切手(日本ではあまり一般的ではないが、米国などでは日常生活の中で普通に使われる)
  3. 普通預金
  4. 定期預金
  5. 国債・金の延べ棒
  6. 株・投資信託
  7. 土地・不動産

  さて、上の中で最もリスクの低い資産、つまり持っていて損をする可能性が低い資産は現金といえるが、先に述べた通り現金は持っていても何も生み出さない。現金同様に損をするリスクはほとんどない定期預金にすればいくばかの利息が付くが換金性は現金より薄れる(定期預金だって、預け先の銀行が突然つぶれるリスクは、なきにしもあらずだから、リスクゼロとは言えない)。一方で株や土地は値上がり利益(これをキャピタルゲインという)が期待できる一方で、値下がりする可能性もあるから、損失する可能性、すなわちリスクは高い。

  つまり自分のリスク許容範囲の中で、バランスよく投資すること(資産配分をすること)が重要なのだ。「そんなこといったって株なんかの投資には興味ない。リスクのある金融商品は怖い」という考えもあるかもしれない。しかし、1990年にノーベル経済学賞を受賞したマコーウィッツ・ミラー・シャープによる MPT(モダンポートフォリオセオリー/現代証券投資理論)、そしてその理論に含まれる EMT (効率的市場仮説)では、効率的フロンティアとよばれる、資産管理においてはノーリスク(現金・預金)の資産とリスク資産(株・土地など)のバランスをとった均衡点が存在することを、数学的に証明していることも知っておくべきだろう。

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人に「これから悪いことが起こる」と言われたら?

  例えば引っ越しを考えていて、風水などで「時期が悪い」「方角が悪い」と見たり聞いたりしたケースを考えてみよう。

  その引っ越し先の家賃や物件の価格があまりにも理不尽な場合はウラに何かあると思って考えなければならないが、行動経済学の観点からはそれはまったくもって関係がない。

  もし風水を無視して引っ越して、その後悪い予言が的中してしまった場合は、何か悪いことが起きたときに「やっぱりあのとき言うことを聞いておけばよかった」とそのせいにすることができる。逆に、最初が悪い場合は(行動経済学ではそれを参照点という)、より悪くなるよりも、より良くなる方の確率が高いといえる。ある時点の状態より良くなるか悪くなるかというのは、1/2 の確率で起こるからである。良いは悪いの反対語で、そして悪いは良いの反対語である。良いか悪いかという状態は 2つに 1つだからである。

  最初が(たとえば最高に)良いと、そこから先は落ちるしかないだろう。最高に良い状態をキープするのは難しいからである。

  人をコントロールしようと思ったら簡単だ。人を恐怖に落とし入れる理由を与えればいい。政治家がこの手法を使う。身近なところでも、占い師とか TV のコメンテータ(株式市場に対するコメントとか)とかによく見られる。どっちみち、良いか悪いかの 1/2 なので、当たる確率も 1/2、予想が当たれば「ほらみたことか」、はずれれば、何らかの理由をつけてくるはず。しかし、どっちみち当たってるかはずれてるかわかるのは予想したときよりも後(未来のことを予想するのが予言)だから、もし結果が明らかになったところで予言者にクレームをつけたとしても、「それより…」と、次の違う予想を言って過去を顧みないのが彼らの常套手段であろう。

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  このあたりは、「行動経済学(人間の心理にも基づく予想)」「ヤバい経済学(不動産屋がどんな言葉を使ってだますか)」あたりに詳しい。

  繰り返しになるが、自分がとことん悪い状況に置かれたときは、それ以上悪くはならない。もし悪くなったら、それより前は実は最高に悪い状態ではなかった、ということである。その場合、次回は物事が良くなる確率の方が上がるのだから、実は良いケースなのである(あくまで良いか悪いかはそのときの相対的な価値観だから)。 参照点が相対的に「悪い」ゾーンに入っているときは、「良い」ゾーンの方に空きが多いのだ。

  冒頭の引っ越しのケースは、要は自分自身が「客観的にみてリーズナブルだ」と思うところに住めば良いのだと思う。

  もともと、その「方角や時期が悪い」という情報の提供元は、間違っていたときにその後の面倒をすべて見てくれるのだろうか?ほとんどのケースはそんな気もないのに、他人の人生における意思決定にずいぶん無責任なことをいうと思う。(娯楽としての占い師を見るなら話は別だが)恐怖は金になるのだ。

  かといって、私も責任持てるかというと、もしそのまま決めてしまって悪いことが起きたときに責任は持てない。しかし、上に述べたことは、悪いことが起こったときに対処できる、心理的に十分合理的な理由を挙げているはずだ。

  人は誰でも大きな決断をするときには背中を押してくれる理由が欲しいのだ、と行動経済学はそう述べている。最後に決めるのは自分である。何事も自己責任(そのための情報収集はすべき)であり、あとは自分次第なのだ。

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チャンスは2度訪れる。

With Love and Respect」 では、子ども利担任の先生がサマースクールの間、アフリカへエイズの孤児を助けに行くという手紙をもらった、という話をした。その手紙への返事を書いたので、ここに載せておこう。

July 19th, 2006

Dear Ms. Sxxxxx,

  I read your letter and I am really happy to know your decision. I would like to encourage you to help the children in Africa. I think that you should always keep your own belief and it would be very important to realize the one.

  Recently I am considering that a valuable opportunity visits to us twice in each occasion. The first one would be given to us by chance; however, the second is consequently created by our own. You are so lucky that you are now reaching the first one. During or after your work with the children in Africa, I wish you could get the second chance followed by this opportunity, which makes ALL the kids happy. I believe your efforts will bring thousands sunlight and smiles because my son Txxxx has already proved them.

  I would like to hear your story in fall after your work in Africa if you have a time. Please be sure to take care of yourself during the work. I am looking forward to seeing you soon.

Thank you for teaching my son all this time,

(Signature)

yas

なんだか先生に対して説教じみた内容になっているのだが、、、言いたかったことは我々の周りでそれぞれの出来事においてチャンスは2度訪れるということ。

1度目のチャンスは、それは向こうから偶然自分の方へやって来るものだと思う。もしチャンスが来たらラッキーだ。

1度目のチャンスをうまくつかんだら、この最初のチャンスをうまく活かして 2度目のチャンスは自分で作る。作れるといってもいい。2度目のチャンスは自分でコントロールできるのだ。だからコントロールするのだ。

自分のやりたいことを成功させるためには1度目のチャンスを活かして 2度目のチャンスに持っていく。1度目のチャンスが偶然だったのかどうかは自分次第とも言える。簡単な例だと、たとえば宝くじに当たったとして、その幸運は偶然のものである。そして大金で事業を始めた、ということは2度目のチャンスだ。1度目がなければ 2度目はなかった。だけれども2度目は自分で切り開いていくものなのだ。

自分の今のポジションからいっても、大きな流れで見れば 1度目のチャンスはうまく夢が適ってアメリカに来て仕事ができたことかも知れない。しかし2度目のチャンスがあるとすればそれは仕事の質や内容を高めてまた自分に新たな1度目のチャンスを呼び起こすことだと思う。

この 2回で 1セットというチャンスのリズムを繰り返しうまく作れれば誰でも成功に近づけるのではないだろうかと思う。しかしすぐに気づくように、人生においてはそのリズムを作るのが難しいものなのだ。

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アメリカのいいところ

THE PATH というブログに、心温まる CM というのが紹介されていた。

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日本人だと、「うまくできすぎている」という感想を持つ方もいるかもしれないが、実際にアメリカに住んでるとどれもありそうな光景である。このビデオにはないが、列に横入りするということも、この国ではまずない。

「民度」という点からいうと、アジアの国々はまだまだ低い。日本も例外ではない。

私はその国の良い部分は良い部分として認めたい。いつもアメリカのことを批判しているわけではない。物事を判断するときにはいつもフェアでありたい。

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アメリカはなぜ京都議定書にサインしないのか?

  アメリカに住んでしばらくしてからその理由がようやく理解できた。それは、報道されているようにいろいろ理由をゴネてしないのではなくて、実際は 「できない」 といった方が正確だろうと思う。

(アメリカ人が考える自由とは?)

  まずはアメリカ人の考えるところの自由を考察してみよう。アメリカ人は自由が好きらしい。自由の国、アメリカ。しかしアメリカ人が考える「自由」というものをディスカッションしたり、直接訊いたりする機会はフツーの日本人には少ないだろう。住んでいる私だって、仕事以外の話でこんな話題は出さないから、本当のところどう考えているのかわからない。彼らが考えてる自由とは何だろう?ほんの一例ではあるが、短大の ESL のクラスに通っていたときに自由 (freedom)について教授が言っていたひと言が印象的であったので紹介しよう。

「誰にも邪魔されずクルマでどこにでも行ける自由」

  こういうのがアメリカ人の考える自由のようだ。

(環境問題とは?)

  さて、自由の次は環境問題を考える。以下に大まかに整理してみよう(出典は勤務先の環境研修資料より)。

  • 地球温暖化
  • オゾン層の破壊
  • 酸性雨
  • 森林の減少
  • 野生生物種の減少
  • 砂漠化
  • 海洋汚染
  • 有害廃棄物の越境移動
  • 開発途上国の環境問題

  上のリストの中で地球温暖化に影響を及ぼしているものの大部分が、人間社会が生み出す二酸化炭素の排出の増加である。より正確には、温暖化が起こる原因は温室効果ガスで、二酸化炭素は温室効果ガスの代表選手ということになろう。日本人としては、地球温暖化の影響は、まさに今の日本の夏で体験してることであり、決して自分とは関係のない問題ではないだろう。

(京都議定書とは?)

  京都議定書はその名の通り、京都(KYOTO と書いても英語では 「キョウ」 が発音できないので、 「キヨト」 と発音する)という名前がついている。今後の環境問題を考え上で、まずはこの世界を代表する日本の都市、京都の名がつき、その環境問題に日本人が取り組むことは世界に誇るべきことである。日本人はもっとガイジンに対して胸を張ろう。一方で日本人は今までも、そしてこれからもその名に恥じない活動に取り組んでいかねばならない。

  京都議定書とは、1997年に京都で締結された国際条約のことで、この条約の目的は温室効果ガス6種類を抑制するというもの。京都議定書には各国の温室効果ガスの削減目標が定められていて、日本は 2008~2010年までに温室効果ガスを 6% 削減することになっている。

  この議定書は 2004/11 にはロシアが批准し、2005/02/16 に発行となった。しかし、アメリカは未だ議定書に署名していない

(日本のケース)

  日本の場合は二酸化炭素が温室効果ガスに占める割合は 93.6%となっており、東京電力によれば、火力発電所から排出される煙の 99%は二酸化炭素だという。日本の場合、火力発電は 2002年の時点で 57.4%となっている。従って日本では電気の消費量を減らすのが正しいが、同時に紙の使用やゴミを減らすといったことも平行して行うべきである。

(アメリカのケース)

  さて、自由の国アメリカのケースだ。冒頭でアメリカ人の考える自由について触れたが、そのアメリカの温室効果ガスの排出の現状はどうなっているのだろう?それを理解するには次の円グラフを見れば一目瞭然だ。

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  つまり、たかだか地球上の 4%の人口しかないアメリカは、エネルギーを消費しまくって温室効果のおおよそ 20%以上もの原因を作っていると考えられる。アメリカで暮らすにはエネルギーが必要だ。それは都市の設計がクルマ社会、大陸内での飛行機での移動、大量生産・大量消費というシステムに基づいているためだ。

  日本のように

  • 交通手段として都市部では電車が発達(東京の地下鉄のネットワークや新幹線を見よ)、
  • クルマでいえば TOYOTA はハイブリッド車プリウスを開発し、
  • リサイクル活動が盛ん(分別ゴミ、「詰め替え用」の商品の数々;アメリカにそんなものはほとんどない)で、
  • 省エネ活動(何かと家電は省エネ、クールビズ←政治家があんなだらしないカッコウするのもどうかと思うが)にも力をいれる

…ことをしたところで、日本の二酸化炭素の排出量は全体の 5%だ。地球全体を見渡せば、日本なんかよりも、全世界の二酸化炭素の 24%を排出して地球をスポイルしているアメリカをなんとかした方がいいだろう。だからといって日本人は温室効果ガス削減の努力をしなくていいということではない。繰り返すがこれまでの我々の取り組みは誇りに思うべきなのだ。今までの取り組みをさらに発展させて粛々と続けていくのだ。同時に、日本人にはぜひともアメリカ人がなぜ議定書に署名できないか知って欲しいのだ。もちろん、アメリカも州や企業レベルで、「これではいけない」と、どうにかしようと取り組みを考えている側面もある(生活していてもあまりそれは感じられないのだが)。しかし少し立ち止まって考えれば、アメリカがありもなかった理屈をこねてイラクを侵略しに行った理由もわかるだろう。

"Think Globally, Act Locally."

2006/09/01 追記

カリフォルニア州議会、温暖化ガス規制法を可決 (CNN.co.jp)

2006.09.01

Web posted at: 15:59 JST

- REUTERS

ロサンゼルス(ロイター) 米カリフォルニア州議会は31日、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出量を制限する法案を可決した。米国内の州の先頭を切って、温暖化ガスの排出枠が設けられる見通しとなった。

同法案は、2020年までに、州内の温暖化ガス排出量を1990年のレベルに戻すため、約25%削減する内容。発電所やセメント工場などの事業所には、排出量の報告が義務付けられる。

シュワルツェネッガー知事は、今月中にも同法案に署名する構えだ。同知事は共和党だが、京都議定書から離脱するなど、温暖化対策に消極的なブッシュ政権に批判的な立場を示し、民主党議員らと協力して規制法の成立を目指してきた。

共和党議員からは産業界からの反発を懸念する意見が相次ぎ、規制の緩い中国などへ企業が流出する可能性も指摘されたが、採決では多数派の民主党からの賛成が上回った。

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アイデンティティ - 海外に住むということ

海外で少しでも暮らしてみれば、自分は何者かということを常に考えさせられる。今住んでいるアメリカを例に取ると

「お前は何者なんだ?」

ということが常に問い詰められる。

男なのか、女なのか(しゃれじゃなく、こっちの国には同性愛者はフツーに街を歩いているから)、どこの国の出身で、肌の色、目の色は何色で、髪の毛は何色なのか。何が得意なのか?何ができるのか?(できないことは問われない。できないことを人にやれといっても、そもそもできないものはできないから。)

以前、通っている短大の ESL の授業で「自分の国について」のプレゼンが課題としてあった。これはアイデンティティをはっきりさせないと人に説明することができない。海外に住むということは国籍を捨てることを意味しない。ただでさえガイジンはアジア人の細かい区別がつかないのに、パスポート上、国籍まで破棄してしまったらどうなるのだろう?そこまで私は割り切れない。

アメリカに住むのとアメリカの国籍取ったところで選挙できるとか陪審員の招集礼状が来る(アメリカ国民でないのに私のところにもランダムに選ばれた召集が以前来た)とか、メリットないし、日本人という生まれ持った事実は変えようがない。私個人は、「日本が嫌いだから、海外に住みたい」と単に現実逃避するものでもない。できれば日本に住みたい。

米国の場合は、まずは外面から。それは見てすぐわかるので、アイデンティティを構成する要素の重み付けとしては軽いと思う。

よって、内面=能力もかなり重視される。少なくとも、私は重視する。「外見だけでは人は何者か判断がつかない」とは日本に住んでいてもよくいわれることではあるが、アメリカに住んでいる場合はまったくもってその通りとなる。外見はまさに十人十色で、まったく判断がつかないから。エンジニアであれば、日本にはないほど詳細に能力を評価する尺度が細分化されていて、それに給料が連動している。「根回し能力」が重視される日本企業に比べてある意味フェアだと思う。

日本に住んでいる場合は、日本はほぼ単一民族に等しいし、外見的な特徴である目の色、肌の色、髪の毛の色、身長などは米国の多人種社会からみたら大差ないので、日本人は髪の毛を染めたり、ファッションで差異化するのだと思う。

特に若い人の場合は、能力が未熟である場合が多いので、アイデンティティのよりどころを外見に求めるのだと思う。渋谷のヤマンバ(私がこないだ日本に帰ったとき(2006/04)にもまだいた)に代表される、バカそうな若いねーちゃんが日焼けサロンに行ったり、ほかにもブランド品のバッグを持ちたがるのは、そういうことだ。

これは実際にあった話で、こちら(アメリカ)で髪の毛を茶髪にしようとしたら「おまえは目の色も眉毛も黒いから茶髪はおかしい、白髪染めならもっと黒いのにしろ」と言われたことがある。

米国では、弱肉強食社会が徹底して、身分相応にふさわしくないブランド品を持っていたり高級なクルマに乗っているということは、まずないと考えられる。アイデンティティの面からいって、外見はすぐに見透かされてしまうからだ。そんなことをするとかえってマイナスで、それよりも自分の能力を向上させることが、「自分とは何ぞや?」つまり、「アイデンティティとは?」の回答になると思う。

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インセンティブ勉強法

私が中学生のときにやっていた勉強法といえば、薄い問題集を用意して、期末・中間テストのときにひたすら何冊も解くということだった。

分厚い参考書は役に立たなかった。今でも思うが、限られた時間の中で参考書に書いてある理屈を読んでもテストの問題が解けることにはならない。それなら、ひたすら問題集を解いて実践する方がよい。テストは問題が解けてスコアが稼げないと意味がないからだ。

テストの準備なんて1〜2週間前からだろう。第一、テストの出題範囲が発表されるのもその頃だろう。従って問題集にしても分量が多いからといって分厚い問題集を解くというのではダメだ。なぜならまだまだ精神力の弱い中学生が、テスト日までの限られた時間の中でその問題集を消化できるはずがない。

すると薄い問題集(ドリルとかいうもの)をいくつか買って来てどんどんこなす方が、まるごと1冊(といっても問題集自体は薄いのだが)終らせる方が励みになる。

External image: コクヨ グラフ用紙[ホ-1]

ここで、ただ単に問題集を終らせるよりも、終らせたという成果をきちんとビジュアル化(視覚化)して、自己満足に浸れるようにした方が次の励みになるだろう。私の場合はまずは身近にあったグラフ用紙(中学生なら数学の授業で使うから持っているだろう)を利用して、まずは問題集の各ページをこなしたら棒グラフになるように赤いペンでグラフ用紙の 5mm x 5mm 角を塗りつぶしていくという方法を取っていた。

テストで良い点を取るということはあまり考えなかった。一方でその方眼紙が真っ赤に塗りつぶされている姿を想像するのである。そうすると問題集(ドリル)の 1ページを終らせたときの、1つ1つの 5mm x 5mm 角のマス目を塗りつぶしていくという、そんな単純なことがなんとも楽しくなってくる。

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中学のときは自分で編み出した勉強法だと思っていたが、よくよく考えてみるとこの方法は幼稚園のときに先生がひらがなの練習でノートに 1ページ書いたら壁にシールを貼っていたというものからヒントを得たのだと思う。なのでこの方法は古くからあるもので、決して新しくない。これを読んでおられる方の中にも実際に体験したことがある、またはやってきた、という人がいるかもしれない。

さて、この勉強法は、アメリカに来てから実はこちらでは広く一般的に行われている勉強方法なのではないかと思うことがあった。それは、家の近くに学習用具専門店みたいなのがあるのだが、そこで Incentive Sticker なるものが売られていて、それは商品棚の大きな一角を占めていたからだ。ステッカーやそれを貼る用紙のなんとも豊富なこと。アメリカのアマゾンで探したら、とりあえずあった。

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対応するシール(アメリカではステッカーという)もそれなりに売っている。

これは、Incentive、Rewards、Motivation というキーワードで表されるものである。日本に帰ったときにニンテンドー DS の「えいご漬け」を少しやってみたが、ここで説明したインセンティブ勉強法がうまく取り入れられている。学習を継続させる工夫である。

単に勉強するといっても、コツコツやるにはどうしたらいいか、そのコツコツとは?インセンティブが学習法の提示する方法がヒントとなるだろう。タイマー勉強法と併せて、ぜひ自分なりの勉強法にアレンジしてみて欲しい。

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ツキを呼ぶ魔法の言葉~講演筆録~

External image: ツキを呼ぶ魔法の言葉~講演筆録~

  社会人になってから、いつかはアメリカで働きたいと思っていた。それが実現した今、思い返せば常に私の中にあったのは結婚講座のときに神父から教わった「ありがとう」と「感謝」という言葉だった。

  英語の "Thank you" は日本語では「ありがとう」と訳されるのだが、"thank" という言葉はもともと「感謝する」という意味なのだ。これはキリスト教に由来する。自分は周囲とのかかわりによって生かされている。何があっても「感謝」なのだ。そういえばうちの子どもたちが通っていた保育園の、牧師である園長は私にメールしてくるときは必ず「感謝します」という件名である。私見だが日本人からしてみると「ありがとう」よりも「感謝する」方が重みがあるのではないだろうか。ゆえに日本人は「ありがとう」はすぐにいえるけど「感謝します」とはなかなかいえないものなのだ。

 「ありがとう」から「感謝」へ、そしてこれが相手を敬う気持ち、今風にいうなら相手をリスペクトすることにつながることに異論はないだろう。

  そうやっていつの頃からかことあるごとに「感謝」するようにしていたら、「海外で仕事をしたい」という夢も叶ったという感じなのだが、アメリカに来てから偶然五日市氏の「ツキを呼ぶ魔法の言葉」というウェブサイトに出会った。すぐにブックマークした。なぜならそこに書いてあることはすべて私の考え、実行してきたものと符合するものだったからだ。特に家庭教師のくだりは私も家庭教師をしたことがあったのでよく理解できた。

  それからそのまま放っておいて、 1年くらいしてブックマークを整理していたら五日市氏のブックマークが出てきたのでアクセスすると、すでにサイトはなくっていた。いろいろと検索しているうちに冊子になっていることがわかった。

 「良いものはタダでは手に入らない」という良い例だと思う。この冊子は値段は高くなく、日本に出張したときに大切な人にはこの冊子を買っておいて配った。この本の主張は、

旅先で出会ったおばあさんから教えてもらった魔法の言葉、「ありがとう」「感謝します」「ツイてる!」。

  カラクリを明かすと「ありがとう」と「感謝します」は、実はキリスト教からの教えに過ぎない。そして「ツイてる!」と思うことは、ポジティブ思考に自分を持っていく自己暗示なのである。まずは相手をリスペクトする気持ち、そして自分自身をポジティブ思考に変える方法。この3つの言葉に人間関係や仕事の普遍的なものが集約されてるといっても過言ではないだろう。

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タイマー勉強法

私の父親は私が小さい頃から学校の勉強を教えてくれたことは一度もなかった。それ自体は別に悪いことではない。習い事でもなんでも、勉強を身内が教えるのは感情が入るから概してよくない。

しかし高校受験を控えたころだったろうか、ある日「勉強にこれを使え」と私にデジタル式のタイマーを手渡した。

今は医者をやっているというイトコは地元県下で成績はトップで、タイマーを使いながら勉強したのだという。

高校受験のあとも大学受験の間までずっと試してきたが、問題集を解くときなどにタイマーを使ったり、すべてにおいてタイマーを使って時間を区切ると、自然と「(試験のときなど)スタートから今は何分くらい経過したか」とか「あと何分くらい」といったことが自然とわかるようになってきたのが不思議だ。

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今なら 100 円ショップで売っているだろうかこのタイマー、いや、それよりもケータイに最初からついてくるだろうがしかし、100円の価値以上の有効な使い方ができるため、できれば専用のものを用意したい。

ちなみに中学のときに父親からもらったタイマーは、何度も何度も使ったのに 20年以上経った今でも電池を変えていない。

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プレゼンのときに注意すべきポイント

アメリカの短大の ESL (English as a Second Language) / Listening and Speaking のクラスではプレゼンがテストとなる。20人いる各人が 2分間の持ち時間で HOW TO ナンチャラ をプレゼンするというもの。各人のプレゼンは、クラス全員が以下の評価軸で + (Excellent) / OK / NI (Need to improve) の 3段階で評価し、クラスの最後にその評価をプレゼンテーターに渡した。日本人は授業でプレゼンなんて習う機会がないだろうと思うのでここに挙げてみた。

  1. 声の大きさ (Volume)
  2. 姿勢とジェスチャー、ボディランゲージ (Posture, Gesture and Body Language)
  3. つなぎ言葉 (Empty Words)
  4. 時間内に終わるか (On-time)
  5. 準備がなされているか (Well-prepared, Organized)
  6. 目配り (Eye Contact)
  7. 笑顔 (Smile)
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